2007/09/28

バス停の椅子


敷地:文京区根津神社付近

たった数分間バスを待つ間、2つの座面に1つの背もたれという構成によっ
て、隣に座った人へと自然に意識が向いてしまう、そんな椅子を作った。
バスを待つおばあちゃんが安心して座れるよう、座面高さを低めにした。
交通の接点にささやかな会話が交わされる場所を作れればと思う。

タモ材を使用し、塗装には新開発のMR漆を使った拭き漆仕上げとした。背もたれが背中にフィットして座り心地はなかなかいい。
両端に見えるパイプは歩道の脇にある金属柵の一部で、実際にそこに取り付けられるように設計してある。
幅は2m、高さは800mm。

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