2007/03/28

アトリエ・ワン展/ギャラリー間

「いきいきとした空間の実践」と題されたアトリエ・ワン展を見てきた。

下階の部屋いっぱいに設置された「人形劇の家」はうねうねした曲面ベニヤを互い違いに積層して壁をつくっている。
簡単な工法だが、あの組み方だと強度的には不安がありそうだ。かなり揺れたし。
会期中劇公演もあるらしい。
屋外にはリムジン屋台が。あの手作り感と文化祭的な記憶が見る者をわくわくさせる。上から見るとひさしを固定するワイヤーが美しい線。

上階の展示は模型がならんでいるだけって感じでした。
1/20なのかな、ドールハウスっぽい大きさ感。シルバニアファミリー

アトリエ・ワンに通底するある種の「明るさ」が僕にはとても心地いい。
優しさのある明快さとでも言おうか。チャーミングなセンスはなかなか大事だと思う。

ギャラリー間
http://www.toto.co.jp/gallerma/index.htm

場所、あるいは敷地

人が集まったらいいなとおもう場所。
あるいは個人的に必要としている場所。

場所を作る。

学生という身分を活かすなら、学内のどこかの、場所。
道路上なら、ホームレスのリアカーのようにモバイルな、場所。
川俣氏のようにイリーガルにまちなかに寄生するような、場所もある。

いずれにせよ、そこに自らの身を置くこと、その時間が思考の糧となろう。
必ず複数人が関係しなければならないとおもう。

「複数」であることがミソだ。

なぜならそこはpublic

2007/03/26

パブ×パブリケーション

研究とネットワーク構築のための
パブ×パブリケーション のイメージ

pubっていうのはpublic houseの短縮形だそうだ。
みんなが集まって何かをおこせる場所をつくりたい。
その場所はいつも仮設的でかまわない。
むしろその場の特性を活かした不定形なものの方が似合っている。
「花見」のような

コンテンツ(例)
なにかいい案はないか。
住研究のプロジェクト(1畳のイエを造る)、建築論(人生論)、
建築法規研究、レビュー(建物、展示、本)、インスタレーション(どこか借りて)、
創刊(時々出版フリーペーパー)、コンペ(グループで)。。。

まずは自分たちの手による仮設的な場づくりが最初のプロジェクトになりそうだ。

2007/03/24

Archi-Pub.始動

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 人間の根源的活動として、研究、思考、再現(representation)を行うこと。
 建築家の責任としてのpublicationすなわち何らかのoutputを発信すること。
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以上を使命として、Archi-Pub.という「場」を始動させようと思う。

pub=pub,public,publication
archi=archi-,arch-,architecture


善い空間を作ることを通して、建築は社会に資することができる。
或は時として、社会構造に対し挑発的な問いかけをする場、としても機能しうる。
物質的権力を持っているが故に、建築とは「公共的な営み」である。
権力をどう善い方向へ向かわせるのか?
すべては建築家の裁量にかかっている。